社会福祉法人 桐和会
1993(H5)年に都内江戸川区に最初のクリニックを開業して以来、一貫して、ご利用者(ご入居者)の目線に立った「やさしい医療・介護ケア」「真に必要な医療・介護ケアサービス」の提供に取り組んでまいりました。
診療所はすべて利便性の高い駅前に配置し、夜間診療や休日診療、病児保育室などをいち早く導入、新時代に必要なサービスを積極的に展開してまいりました。患者さま、ご利用者(ご入居者)を第一に、これからの医療・介護ケアの在り方を真剣に考え、それを実践してまいりました。さらに高齢者医療・介護ケア、認知症専門病院、療養病院、新型老健の開設等々、社会状況の変化と時代のニーズをしっかり受け止めながら歩み続けてまいりました。
地域の皆さまの健康と笑顔を守ることが私たちの使命と考えております。
2011(H23)年、埼玉県川口市に特別養護老人ホーム「タムスさくらの杜川口」を開設いたしました。
ユニット型という新しい時代のコンセプトに、私たちならではのノウハウを取り入れた桐和会グループの特養です。隣接する「タムスさくら病院川口(認知症専門病院)」と連携しながら、よりご満足いただける介護ケアの充実に努めてまいります。
社会福祉法人桐和会 さくらの杜は、「タムスさくらの杜川口」「タムスさくらの杜見沼」「タムスさくらの杜越谷」「タムスさくらの杜道合」が続いてオープンいたしました。
これからも初心を忘れることなく、皆さまの”頼れる存在”でありたいと心に決めております。
どうぞよろしくお願いいたします。
タムスグループ 代表 社会福祉法人桐和会 理事長
岡本 和久
私がタムスグループに入職したきっかけは、数年前、当時のタムスさくらの杜越谷の施設長と出会ったことです。
それまで私は、地元千葉県の特別養護老人ホームで生活相談員をしていましたが自分の実力を試してみようと考え、住み慣れた場所を離れ埼玉県のタムスさくらの杜越谷にたどり着いたことが始まりです。
面接で施設長とお話をさせていただいた際の衝撃は今でも忘れられません。類い稀な発想の持ち主で、「この人と仕事をしたい!」と強く惹かれました。入職後は、副施設長と相談員を兼務しながら尊敬する施設長のもとで業務に励んできました。
タムスグループは今まさに成長過程にあり、病院、クリニック、介護施設、保育施設と年を重ねるごと積極的に新規展開を行っています。
私自身もグループの成長に伴って介護施設、医療機関、介護施設と異動し、医療、介護両面の経験値を上げてきました。そして今春、タムスさくらの杜新井宿の施設長として新たなスタートを切ります。医療、福祉に携わり18年、まだまだ頑張ってまいりますので皆様のご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
ご高齢の方が病院へ入院すると長期になってしまうことが多く、救急車を呼んでも受け入れ先が中々見つからないことがあります。タムスグループが運営するタムスさくら病院川口は当施設から車で5分の場所にあり老年内科に力を入れている先生もいらっしゃいますので、万一ご入居者様が体調を崩された場合でも迅速な対応が可能で安心してご利用いただける最大のメリットのひとつであります。
自身も同院での勤務経験もあり、当時一緒に働いていた、院長、看護部長、相談室長、事務長との連携もしっかり取れております。合わせてグループ内介護施設のコミュニケーション、業務協力が確立されているところもタムスグループの強みとなっています。夏祭りなどの大きなイベントではお互いに協力し、近隣にお住いの方々にもお楽しみいただいています。
当施設では、ご入居者様の好きなことができる時間を大切にしていきたいと思います。一つの例として、日々の食事ですが「たまにはお好きなものを召し上がっていただいては」と医務や管理栄養士と考えを巡らせております。私達も同様、いつもと違う「うれしい何か」に出会うと気持ちが潤い、心が和みます。
ご入居者様にとって、「次回のお楽しみにしましょう」は簡単な言葉ではありません、可能な範囲で1日1日が充実するよう楽しんでいただける環境を整えていきたいと考えております。タムスさくらの杜新井宿は、180床という規模の大きさと、タムスグループ初のユニット型、従来型混合型特養です。
従来型は4人で利用する多床室なので、ユニット型と比べるとお部屋よりフロアで過ごされるお時間が長くなるのではないかと予測しています。おひとりおひとりの時間を有意義に過ごせるようご提案をさせていただきます。
特別養護老人ホームに限らず介護施設では、ご家族様がご面会で足を運んでくださる以外は殆ど外部の方との交流機会がありませんので、より身近な施設を目指し「介護予防のために体操教室、管理栄養士による栄養相談」などミニイベントを取り入れ、ご町内近隣にお住いの皆様が気軽に立ち寄っていただけてより良い交流の機会ができれば大変ありがたいです。
理想は、裏のおじいちゃんが「野菜取れたから持ってきたよ」と訪ねてきてくれるような関係性です。地域に根差した施設になるまでには時間がかかるものですが、いつまでも忘れる事なく大切にしていければと願っております。
私が常に心掛けていることは、職員とのコミュニケーションです。私からトップダウンで指示命令を出すことは少ないと思います。
いつも「一緒に相談」、「話合い重ねて結論を」、というスタンスで運営をしてきましたので、新井宿でもこのスタンスを大切にしていくつもりです。福祉の仕事に限ったことではありませんが運営は一人で出来るものではありません、職員の皆が居て初めて成り立つものです。全員の心を結集して進んでいかねばより良い運営は出来ません。ご入居者様が「自分の住んでいるところ」をどう思いどう感じるかは、職員の皆様次第で決まってしまいます。
私も含め職員皆が介護の仕事を心から楽しむことによって、居心地の良さだったり雰囲気の温かさだったりが自ずとお住まいされている方に伝わるものだと思っています。常に相手に配慮を怠らず、より良い繋がりを深めていくことが理想ですね。
数ある介護施設の中からタムスさくらの杜新井宿を選んでくださった皆様に、「ここに決めて良かった」と言っていただける施設を目指し日々邁進しております。
特別養護老人ホーム タムスさくらの杜新井宿 施設長
倉林 弘樹